～営業を目指した就活～
人と人をつなげる営業に興味があり、車のディーラーや不動産業などを目指して就職活動をしました。
なかなか希望の職を得られず、面接官からもたくさんのアドバイスをもらい、どこかとご縁があればいいと思いました。
その中で「やりたい仕事より求められる仕事」という助言をもらいました。
私の声の大きさや喋りかたから「君は営業に向いてないよ。合格にしてもいいけど、不幸になるかもしれない。
君にはもっといい仕事があるんじゃないか」とはっきりと言われました。
「趣味は自分がやりたいことをするものだろうけど、仕事は自分ができることをやるのがいいんじゃないか」と。
目の開かれる思いがして、その言葉を念頭におき、今の仕事の製造業への切り替えができました。
求人のなかでシーデーピージャパンが目に入って応募し、内定をもらいました。

～人を頼ることの大切さ～
学生時代は簿記などの資格取得や、テストで「S」を取って授業料の減免になることを目指しました。
特に週に4回ほど時間を割いて取り組んだのはアルバイトです。回転寿司店で揚げ物を担当していました。
働き手が少ないこともあり、自分ががんばらないといけないと思い、なんでもやろうとがんばって。
揚げ物を担当しつつ、味噌汁を作ったりご飯を炊いたり。

でも、結果的に逆に仕事が回らなくなって遅くなり、ほかのスタッフが「何やってんの？」と助けに来てくれました。
そのとき、人に頼る大切さがわかりました。最初から助けてもらえば、きちんと仕事も回って失敗につながることも少ない。
自分で勝手に判断せずに仲間に頼るときは頼っていいのだと学びました。

～視野を広く持ち、人を思いやる～
アルバイトで学んだことの延長として、自分一人で勝手に判断しないことや仲間を信じることが大切だと思うようになりました。
そこからさらに踏み込んで、常に視野を広く持つことと、思いやりを持つことも大切だと考えます。
人がものを運んでいて障害物があったらどけてあげる、工場内で困っている人がいたら声をかけてあげる。
視野を広く持つことで相手の立場を想像できるのだと思います。
自分も助かることもありますし、お互いに助かって、周りの雰囲気も良くなりますね。

～嘘をつかない＝ごまかさない～
当たり前ですが、嘘をつかないことは重要だと思います。それは作業において「ごまかさない」ということにつながるからです。
作業現場で何かが折れていたとして、それをそのままにしても最終的にはバレるんですね。
例えば一つの不具合を見つけるために、200の箱詰めを結局は全部開いてチェックし直さないといけなくなることもあります。

～少しの振り返りでエラーをなくす～
その200箱を全部開けてチェックし直したのはまさに自分の失敗談です。
「あれ？」と思ったときに振り返らないと、もうちょっと丁寧に作業しなかったのかとか、
もうちょっと周りへの配慮が足りなかったのかとか、その後に何度も考えないといけなくなってしまいます。
今は、基本的な人間のミス、ヒューマンエラーをなくせるように小さなことでも気をつけるようにしています。
工場内で不具合が見つかればまだいいのですが、お客さまの手元に渡ってしまうと事故につながってしまう場合もあります

～その先のお客さまを思う～
入社当時はそこまでの考えが持てなくて、与えられたものをただただ作る、やれって言われたからやるような調子で作業していました。
そこで派遣先の企業さんから「ちょっと考えた方がいいよ」と注意を受けて、自分の態度を見直すことにしました。
目先の組み立てをするのではなく、その先にいる届けるお客さまを思う。
そうなるとミスも減って、品質のアップにもつながって。結果的にはいいことしかないです。

～派遣とはまた違う、請負の気構え～
今は派遣先企業での製造業務から、シーデーピージャパンの請負業務の仕事をしています。同じ会社の人たちなので、家族のような温かさもありつつ、さまざまな仕事を受け持つようになりました。請負になったことで、自分の仕事の幅が広がり、達成感があります。
その分ミスが生じれば、業者としてのシーデーピージャパンの責任が問われることになるので気構えも変わってきますね。また、請負業者としての立場や問題点を考えるようになりました。

～目の前の目標と合わせて営業を目指す～
4月からサブリーダーになって、こちらから指示を出すことも増えましたが、まだまだ教えてもらうことが多いです。
今、梱包を担当している人は作業が丁寧で早く、周りの人にも教えるのが上手なので、
自分はどうしたら近づけるのかなと常に見習っています。
どうしたらって思いながら、次のステップであるリーダーを目指しています。でも、今でも縁があったら営業をやってみたい。
製造と営業の2つの選択肢を心の中に持っています。人をつなげたいし、困っている人を助けられたらと考えています。